特徴
自動車整備科は、「二輪・四輪自動車整備コース」として、2級自動車整備士の養成を第1の目的としています。また、2輪整備も同時に学ぶことができるのが特徴です。本科は「国土交通大臣指定」 を受けており、また、「職業実践専門課程」の対象コースとなっています。
1学年では
「工作作業」では手仕上げ工作・機械工作・基本計測、「自動車整備作業」ではエンジンオーバーホール・シャシ・電装品・二輪自動車各部の点検と調整、「実践レーシングメカニック」ではレ-シングカーの基礎及び試走等を学び、また接客やマナーなども学びます。
2学年では
より高度な自動車整備作業、検査用機器を用いての測定と調整、最先端カーエレクトロニクスやハイブリッドシステム、サーキット場のマナーやサーキット場での試走等を学びます。
最新技術にも対応できる
「自動車整備士」
自動車に求められるニーズがかつての
馬力やスピードといった性能面から環
境への配慮や安全面へと大きく移り変
わっています。
ハイブリッドカー、電気自動車ジーゼ
ルエンジン車等、クリーンパワーの最
新技術を学ぶことはこれからの自動車
整備士にとって必須といえます。本科
では、従来のガソリンエンジン車から
最新のハイブリッド車まで、経験豊か
な講師陣と充実の教育環境で学ぶこと
ができます。
自動車整備科はこんな人のために
新技術に興味のあるあなたへ
最新の施設で、ハイブリッド車、電気自動車など現場で役立つ最新技術が学べます。また本校は電気・電子の専門学科を併設する学校 であることから最新のカーエレクトロニクス教育が充実しています。
二輪車に興味のあるあなたへ
四輪車について学ぶだけでなく、二輪車についても豊富な実習車を使っての整備が実践的に学べます。
資格取得を目指すあなたへ
2級自動車整備士の国家試験対策はベテランの講師陣の個別指導もあり、全国平均を上回る高い合格率を維持しています。最初は知識がなくてもゼロからのスタートで整備士に必要なカリキュラムを編成しています。
カリキュラム
進路
資格をフル活用する
ディーラーの整備士
自動車メーカーの販売店における整備のスペシャリスト
様々な自動車メーカーにおいて、自動車整備士として活躍します。四輪車以外にも二輪車の整備士としても活躍できます。
ディーラー以外の整備士
特殊車両の整備のエキスパート
自動車メーカーのディーラー以外にも、建設機械、バス、トラックパトカー、モーターボートなど、特殊な用途の車両や車両以外の内燃機関に ついての整備士として活躍します。
カー用品のアドバイザーを目指す
自動車用品販売店の販売アドバイザー
自動車用品販売店における最新のカー用品を適切にアドバイスできる専門家
最新のカー用品、タイヤ、電装品など、初心者からマニアまで適切に商品を案内できる販売アドバイザーとして活躍します。
主な就職先実績例
大阪スバル(株)
和歌山日野自動車(株)
ネッツトヨタ新大阪(株)
岐阜ヤナセ(株)
兵庫スバル(株)
(株)スズキモータ和歌山
(株)阪急阪神エムテック
BMW大阪(株)
(株)関西マツダ
ネッツトヨタびわこ(株)
(株)ホンダカーズ三重
(株)ホンダカーズ大阪
沖縄日野自動車(株)
大阪日野自動車(株)
ネッツトヨタ中央大阪(株)
(株)東海マツダ
イエローハット
ロードカー(株)
UDトラックスジャパン
新和自動車(株)
Voice&Gallary
自動車整備に関する基礎科目
専門的な知識を習得するうえで必要となる自動車整備に関する基礎科目を学びます。
科 目 | 概 要 |
---|---|
エンジン構造 |
ガソリン・ジーゼルエンジンの基本構造を 主体とし、各装置ごとにも構造・機能を学 習します。また、二輪自動車特異の構造・ 機能も学習します。 |
シャシ構造 |
自動車が「走る」、「止まる」、「曲がる」た めの原理と自動車に要求される性能、装置 の構成及び安全装置について学習します。 |
電装構造 |
自動車には数多くの電装品が使用されてい ましについて学習します。 |
材料 |
自動車には多様な種類の材料が使用されて います。それぞれの材料の性質を学習します。 |
燃料・潤滑剤 |
自動車に使用されている燃料と潤滑剤の種 類、性質、用途などの基礎知識を学習します。 |
製図 |
JISの機械製図を中心に、一部電気製図 について学び、自動車整備士として必要な 製図についての一般知識を学習します。 |
エンジン整備 |
ガソリン・ジーゼルエンジンの分解・組立 て及び、点検・修正の要点を学習します。 |
シャシ整備 |
自動車が「走る、止まる、曲がる」ための 各装置及び、安全装置の点検・測定・調整、 並びに分解、組立ての要点を学習します。 |
電装整備 |
各電装品の作動具合の点検・調整及び、電 子化された各部装置の機能、性能を学び、 基礎整備作業の要点を学習します。 |
整備作業機器 |
分解・組立て、部品交換などの基本作業に 用いられる主な工具、機器類の用途、種類 と構造及び、使用法について学習します。 |
測定機器 |
主として長さ、振れ、曲がり、すき間など の計測する測定器について学習します。 |
検査機器 |
自動車の検査に使用する各種機器の用途、 構造及び使用法について学習します。 |
手仕上げ工作 |
バイス、ヤスリ、弓のこを使用して、工作作業を行います。 |
機械工作 |
バイス、卓上ボール盤、タッブ、ダイスを 使用して、機械工作を行います。 |
基本計測 |
測定機器を使用して、長さ、すき間、振れ、 曲がりなどを測定器の取扱に十分注意し、 正確に計測を行う。 |
エンジン基礎ガソリン |
エンジンのオーバーホールをすることによ り、レシプロエンジン本体の構造・機能を 徹底的に学びます。 |
エンジン基礎ジーゼル |
小型ジーゼルエンジン燃焼室の確認、イン ジェクションポンプ構成部品の確認、イン ジェクションノズルの噴霧状態、噴射開始 圧力の点検、調整方法を学習します。 |
シャシ基礎 |
動力伝達装置(クラッチ、トランスミッシ ョン、プロペラシャフト、ドライブシャフ ト、ディファレンシャル)の分解、点検、 組立ての要点を実施しながら学習します。 |
二輪自動車基礎 |
エンジンの点検、調整、クラッチの状態の 良否判定・点検・調整、ブレーキの点検・ 調整方法等のの要点を学習します。 |
電装基礎 |
バッテリの取扱い、スタータ、オルタネータ の作動、点検要領及び、点火装置の点検、 調整方法の要点を学習します。 |
自動車整備以外の基礎科目
自動車整備を学習するうえで、様々な技術に
対応するための基礎科目です。
科 目 | 概 要 |
---|---|
電気工学 |
電気回路図、オームの法則などの基本とな る電気の理論を学習します。 |
力学 |
自動車に関係の深い、熱、力、仕事とエネ ルギー、圧力と応力について基礎的な原 理・法則を学び、ボルト、ナット、ベアリ ング、ギヤなど多くの機械要素を学習します。 |
電子工学 |
半導体の基礎を学び電子回路を分かりやす く講義します。 |
ビジネスリテラシー |
挨拶、電話応対等の一般常識を学びます。 |
情報リテラシー |
コンピュータの基本を学習します。 |
自動車整備に関する応用科目
自動車整備に関する専門応用科目です。
科 目 | 概 要 |
---|---|
エンジン構造 |
ガソリン・エンジンの燃焼方式及び、バル ブタイミングを学びエンジンの燃焼過程、 排気ガスの発生過程と、その浄化対策に ついて学習します。 |
シャシ構造 |
オートマティック・トランスミッションン、 デイファレンシャル、エア・サスペンショ ステアリング装置等の構造・機能を学習します |
電装構造 |
自動車及び二輪自動車の半導体特性、バッ テリ、スタータ、オルタネータ、点火装置 の、目的と構造・機能・性能を学びます。 |
性能 |
転がり抵抗、空気抵抗、こう配抵抗、駆動 力及び走行性能を学び、走行性能曲線図が 理解できるよう学習します。 |
エンジン整備 |
オイル・クリアランスの点検方法、シリン ダ、ピストンの測定方法、バルブ機構の点 検方法等点検・修正方法を学びます。 |
シャシ整備 |
パワー・ステアリングの操舵力、作動の点 検方法、ホイール・バランス調整、ホイー ル・アライメント調整、ブレーキのオーバー ホールの要点を学習します。 |
電装整備 |
バッテリの充放電、スタータ、オルタネータ の分解点検、性能試験及び、各センサの 信号の測定方法と、アクチュエータの駆動 と、各制御の確認方法の要点を学習します。 |
故障原因探求 |
故障の種類や原因を、理解し、故障診断の 基本的な流れを学ぶ。又、故障探究の方法 について学び、それらの故障の主な原因に ついて理解します。 |
自動車検査 |
点検の目的、種類、点検作業の流れ及び、 検査用機器の目的、構造、・機能、取り扱い 要領と、安全作業の要点について学習する。 |
自動車整備に関する法規 |
「道路運送車両法」、「道路運送車両の保安 基準」、「道路運送車両の保安基準の細目を 定める告示」等を学び、練習問題を取り入 れながら学習します。 |
エンジン応用ガソリン |
レシプロ・エンジン本体のオイル・クリア ランスの点検、シリンダ内径及びピストン 外径の測定、ラッシュ・アジャスタの点検、 燃圧等それぞれのエンジンの特長を学習します。 |
エンジン応用ジーゼル |
列型インジェクション・ポンプ、分配型イ ンジェクション・ポンプの分解・組み立て 及び、インジェクション・ポンプ・テスタ を使用し、調整方法の要点を学習する。 |
シャシ応用 |
油圧式パワーステアリングの点検、4輪ア ライメント・テスタを使用してホイール・ アライメントの点検・調整、油圧式ブレー キの点検方法の要点を学習します。 |
二輪自動車応用 |
エンジン、トランスミュション、クラッチ の分解,キャブレータの分解、点検、調整、 アクセル及びサスペンションの分解、点検 等の実習を行います。 |
電装応用 |
電子制御装置(圧力信号、吸入空気量信号、 スロットル開度信号、アクセル・ペダル開度 信号)の測定や車載電装部品の製作実習を行います。 |
故障原因探求 |
始動不良、アイドル不調、CO,HC 濃度が高 い、電子制御式オートマティック・トラン スミッションの不具合等、日常起こりえる 故障を想定し、原因の探求と処置の方法を学びます。 |
自動車検査作業 |
検査用機器を使用して、サイド・スリップ、 ブレーキの制動力、ヘットライト光度及び 振れ、音量、スピード・メータの指示誤差 及び指針の振れを、測定実習します。 |
自動車整備以外の応用科目
幅広く自動車整備に関する知識を習得することを目的に開講されています。
科 目 | 概 要 |
---|---|
力学・数学 |
熱膨張、トルク、加速度、エネルギーにつ いて学習します。又、ベルト・チェーン伝 導、リンク機構、カム機構、てこ、について学習します。 |
ビジネスリテラシー |
社会人として必要な接客マナーやディーラ ー業務の演習を行います |
情報リテラシー |
部品管理・修理点検票等のコンピューター 処理実習を行い、また、自動車整備士以外 の職業について情報を取得する方法を学びます。 |
自動車整備士とは
一定の受験資格を満たしたうえで、国土交通大臣の行う自動車整備士技能検定を受けて合格し、最新の技術にも対応できる専門的な技術・知識を身に付け自動車の整備を行うだけでなく、であり、お客様へ、適切なアドバイスができる能力を持っているエンジニアです。本校では卒業後、二級自動車整備士の実技試験が免除になります。
二級自動車整備士試験は、次のような試験のカテゴリーに分かれています。
1 二級ガソリン自動車整備士
2 二級ジーゼル自動車整備士
3 二級自動車シャシ整備士
4 二級二輪自動車整備士
上記のうち、いずれか一つに合格すれば二級自動車整備士を名乗ることができます。(一般には1または2を取得)また、いずれか一つに合格すれば3、4の仕事を行えます。1、2の仕事はそれぞれの試験に合格しなければできません。更に、1と2の2つに合格すれば、一級自動車整備士試験の実技講習が短縮されます。
試験日
3月下旬
試験科目
学科試験
◎ 構造、機能及び取扱法に関する一般知識
◎ 点検、修理、調整及び完成検査の方法
◎ 整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱法に関する一般知識
◎ 材料及び燃料油脂の性質及び用法に関する一般知識
◎ 図面に関する初等知識
◎ 保安基準その他の自動車の整備に関する法規
実技試験
(本科生は卒業時に免除)
◎ 基本工作
◎ 点検、分解、組立、調整及び完成検査
◎ 一般的な修理
◎ 整備用の試験機、計量器及び工具の取扱
リンク 国土交通省
中古自動車査定士とは
中古自動車査定士とは、日本国内における、中古自動車の価格査定を行うための民間資格で、一般財団法人日本自動車査定協会が実施する「中古自動車査定士技能検定」に合格した者をいいます。 中古自動車査定士の資格は、中古自動車の取引価格が使用状況や車体の状態など各種の要素や条件によって大きく変わるため、適正な査定を行えるよう、主に中古自動車販売店の販売員を研修・試験・認定する制度で、 中古自動車査定士の資格には、小型車査定士と大型車査定士の2種類があります。 小型車査定士は乗用車、商用車及び最大積載量4t未満の貨物車の査定を行うことができます。 大型車査定士は上記以外の大型貨物車、バス等の査定を行うことができます。 なお、運転免許証とは異なり、大型査定士資格で小型の査定を行うことはできず、それぞれの車種に対応した種類の資格を取得する必要があります。
受験資格は次のように指定されています。
小型車査定士
◎ 普通運転免許以上の免許所持者
◎ 自動車販売・整備の実務経験半年以上
◎ 日本自動車査定協会所定の研修を修了した者
大型車査定士
◎ 大型第一種運転免許以上の免許所持者
◎ 自動車販売・整備の実務経験半年以上
◎ 日本自動車査定協会所定の研修を修了した者
試験日
小型車査定士:前期6月中旬 後期12月上旬
大型車査定士:6月中旬
試験科目
学科試験
◎ 中古自動車査定制度
◎ 中古自動車査定基準、同細則及び加減点基準
◎ 自動車の構造、その他自動車に関する法規
◎ 保安基準、その他自動車に関する事項
◎ 自動車の機能、構造等自動車工学の基礎知識
◎ その他査定に関する事項
実技試験
◎ 査定の実技(乗用車)
◎ 査定の実技(貨物車)
査定士の登録
実際に「中古自動車査定士」として査定業務を行うには技能検定試験に合格した後、
日本自動車査定協会に登録する必要があり、登録条件は以下の3項目です。
◎ 中古自動車査定士技能検定試験に合格していること
◎ 年齢が20歳以上であること
◎ 古物営業法に基づく自動車販売店に所属していること
リンク 一般財団法人日本自動車査定協会
危険物取扱者とは
一定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。甲種危険物取扱者は全類の危険物、乙種危険物取扱者は指定の類の危険物について、取り扱いと定期点検、保安の監督ができます。又甲種もしくは乙種危険物取扱者が立ち会えば危険物取扱者免状を有していない一般の者も、取り扱いと定期点検を行うことができます。 丙種危険物取扱者は、特定の危険物(ガソリン、灯油、軽油、重油など)に限り、取り扱いと定期点検ができます。化学工場やガソリンスタンドなどで、危険物の取り扱い作業に従事している危険物取扱者は、危険物の取り扱い作業の保安に関する新しい知識、技能の習得のため、定められた期間内ごとに、都道府県知事が行う講習を受けなければなりません。
受験資格
1 甲種:一定の資格が必要です。
2 乙種:誰でも受験できます。
3 丙種:誰でも受験できます。
試験日
大阪 4月下旬 6月下旬
試験科目
学科試験
◎ 危険物に関する法令
◎ 物理学及び化学
◎ 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
アーク溶接作業者とは
アーク溶接作業者(アークようせつさぎょうしゃ)とは、アーク溶接等の業務に係る特別教育を修了した者で、金属電極と被溶接物の間にアーク(火花)を発生させ、その熱を利用して溶接する方法であるアーク溶接を行う上で必要な資格です。アーク溶接業務(手アーク溶接(被覆アーク溶接、ガス・シールドアーク溶接など)、半自動アーク溶接、自動溶接)を行うことができます。受験資格は18歳以上なら誰でも受講できます。
特別教育は次のようなものです。
特別教育は各事業所(企業等)又は都道府県労働局長登録教習機関において行われます。
告示で規定された履修時間は21時間(以上)となっています。
講習日及び場所
登録教習機関で異なるので、以下リンクでお確かめください。
講習科目
◎ (学科)アーク溶接等に関する知識
◎ (学科)アーク溶接装置に関する基礎知識
◎ (学科)アーク溶接等の作業の方法に関する知識
◎ (学科)関係法令
◎ (実技)アーク溶接装置の取扱い及びアーク溶接等の作業の方法
ガス溶接作業者とは
ガス溶接作業者(ガスようせつさぎょうしゃ)とは、労働安全衛生法に定めるガス溶接技能講習を修了し、当該業務を行う者をいい、労働安全衛生法施行令第20条第10号に規定されています。可燃性ガス及び酸素を混合して使用するガス溶接、切断等のガス溶接の作業を行う上で必要な資格である。可燃性ガス及び酸素を使用した金属の溶接、溶断、加熱の作業を行うことができます。これを修了し、実務経験を積むとガス溶接作業主任者免許試験の受験資格が得られます。なお、酸素を用いない小型・携帯用のいわゆるガストーチによるろう付けはここでいうガス溶接に含まみません。受験資格は18歳以上なら誰でも受講できます。
ガス溶接技能講習は次のようなものです。
2日間にわたり学科講習と実技講習が行われます。このような技能講習の場合は修了試験も学科・実技とも行われるのが通例ですが、ガス溶接技能講習にあっては法令上は修了試験は学科についてのみ行えばよいこととなっています。
講習日及び場所
登録教習機関で異なるので、以下リンクでお確かめください。
講習科目
◎ (学科)ガス溶接等の業務のために使用する設備の構造及び取扱いの方法に関する知識
◎ (学科)ガス溶接等の業務のために使用する可燃性ガス及び酸素に関する知識
◎ (学科)関係法令
◎ (実技)ガス溶接等の業務のために使用する設備の取扱い
低圧電気取扱者とは
低圧電気取扱者とは、「低圧の充電電路の敷設等の業務に係る特別教育」を修了した者です。労働安全衛生法 第五十九条第三項、労働安全衛生規則 第三十六条第四項により、事業者は次の業務に労働者をつかせるときは、当該業務に関する特別の教育を行なわなければなりません。すなわち、低圧の充電電路(対地電圧が五十ボルト以下であるもの及び電信用のもの、電話用のもの等で感電による危害を生ずるおそれのないものを除く。)の敷設若しくは修理の業務又は配電盤室、変電室等区画された場所に設置する低圧の電路(対地電圧が五十ボルト以下であるもの及び電信用のもの、電話用のもの等で感電による危害の生ずるおそれのないものを除く。)のうち充電部分が露出している開閉器の操作の業務 なお、電気工事士の資格は経済産業省関係所管の資格であり、労働安全衛生法関係法令上は第一種電気工事士免状又は第二種電気工事士免状を取得しても、労働災害防止に関する事項が労働安全衛生法を満たしていないため、特別教育を受講したとみなす上位の資格とはなりません。
特別教育は次のようなものです。
特別教育は各事業所(企業等)又は都道府県労働局長登録教習機関において行われます。
低圧の充電電路の敷設等の業務に係る特別教育学科教育 7時間以上 実技教育 7時間以上(開閉器の操作の業務のみを行なう者については1時間以上)。
講習日及び場所
登録教習機関で異なるので、以下リンクでお確かめください。
講習科目
◎ (学科)低圧の電気に関する基礎知識
◎ (学科)低圧の電気設備に関する基礎知識
◎ (学科)低圧用の安全作業用具に関する基礎知識
◎ (学科)低圧の活線作業及び活線近接作業の方法
◎ (学科)関係法令
◎ (実技)低圧充電電路の停電・復電の確認作業
◎ (実技)充電部が露出している開閉器の操作方法
リンク 関西電気保安協会 研修部
平成28年3月卒業 木内 智尋 さん
大阪スバル(株)に勤務
自動車やオートバイが大好きでカーショップを経営するのが夢でした。
将来を考え、卒業と同時に取得できる資格がとても多い日本理工情報専門学校を選びました。
授業は専門的で大変ですが、先生に十分サポートしてもらえるので困りません。
これから自動車整備を目指すみなさん、一緒にここで学びましょう。
自動車系科目担当 窪崎 信 先生
誠実に努力する整備士を目指してほしい
自動車の世界は日進月歩で進歩しています。
常に新しい技術と向い合い勉強していかなく
てはいけません。しかし、整備士は単に技術
や知識を得るだけではなく、サービス業であ
ることを忘れてはいけません。誠実に技術に
向き合い、お客様のニーズにこたえられるよ
うな整備士を目指して努力してください。
そのためのサポートをさせていただきます。