特徴
本校では、社会人の方でも学びやすいシステムとして夜間部を設置しております。本科生として登録、1年間もしくは2年間、専門技術を学ぶことができます。
学科紹介
電気工事士科(1年制)
電気工事士科は1年制で、卒業と同時に第二種電気工事士の国家資格が授与されます。本コースは「経済産業大臣指定」を受けており、また、教育訓練給付制度対象コース(専門実践教育訓練指定講座(最大60%))です。
講義内容
第2種電気工事士国家試験の内容を中心に、電気の基礎科目を学びます。 また、第一種電気工事士の内容についても講義します。講義開始時間は18:00からとなっております。
電気工学科(2年制)
電気工学科は2年制で、卒業と同時に第三種電気主任技術者資格が実務経験3年で 取得できる「経済産業大臣認定」を受けております。また、「職業実践専門課程」の対象コースとなっています。※本コースは教育訓練給付制度 対象コース (専門実践教育訓練指定講座(最大60%)です。
講義内容
1学年では
電気工事士や電気主任技術者国家資格取得に必要な知識として、 電気及び電子の基礎科目を中心に学びます。講義開始時間は18:00からとなっております。
2学年では
電気主任技術者国家資格取得のための講義を中心に、パワーエレクトロニクス、 エネルギー系エレクトロニクスについて学びます。講義開始時間は18:00からとなっております。
目標資格
講師紹介
電気工事士科
科 目 | 概 要 |
---|---|
電気に関する基礎理論 |
◎電流、電圧、電力及び電気抵抗 ◎導体及び絶縁体 ◎交流電気の基礎概念 ◎電気回路の計算 |
配電理論及び配電設計 |
◎配電方式 ◎引き込み線 ◎配線 |
電気機器、配線機器並びに電気工事用の材料及び工具 |
◎電気機器及び配線機器の構造及び性能 ◎電気工事用の材質及び用途 |
電気工事の施工方法 |
◎配線工事の方法 ◎電気機器及び配線機器の設置工事の方法 ◎コード及びキャブタイヤケーブルの取り付け方法 ◎接地工事の方法 |
一般用電気工作物の検査方法 |
◎点検の方法 ◎導通試験の方法 ◎絶縁抵抗測定の方法 ◎接地抵抗測定の方法 ◎試験用器具の性能及び使用方法 |
配線図 |
◎配線図の表示事項及び表示方法 |
一般用電気工作物の保安に関する法令 |
◎法令及びこの省令 ◎電気設備に関する技術基準を定める省令 ◎電気用品安全法 ◎電気用品安全法施行令 ◎電気用品安全法施行規則 ◎電気用品の技術上の基準を定める省令 |
実習 |
◎電線の接続 ◎配線工事 ◎電気機器及び配線機器の設置 ◎電気機器、配線機器並びに電気工事用の材料及び工具の使用法 ◎コード及びキャブタイヤケーブルの取り付け ◎接地工事 ◎電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定 ◎一般用電気工作物の検査 ◎一般用電気工作物の故障個所の修理 |
電気工学科1年次
科 目 | 概 要 |
---|---|
数 学 |
電気回路、電子回路等の計算に必要 な数学を学習します。 |
物理 |
力、仕事、熱、ベクトルの計算、 エネルギー計算を学習します。 |
電気磁気学 |
静電気・磁気の様々な基礎理論を学び、 無線技術士の「無線工学B」に対応できる知識を習得します。 |
電子計測 |
測定機器の取り扱いや原理を学習 します。 |
電子回路理論 |
半導体素子、増幅回路、整流回路、制御回 路等を学び、かつ実験・実習でその動作を 確認します。 |
電気回路理論 |
回路網に関する諸定理を学習します。 |
電力技術 |
発電、送電、変電及び電気エネルギーにつ いて学習します。 |
情報工学 |
コンピュータの基本操作、アプリケーショ ンプログラム等を学習します。 |
電気製図 |
屋内配線図や電気系統の図面を作成します。 |
電気基礎実験 |
電気・電子用の測定器を使用し、実際に各 テーマのデータを取り回路網について検討 実験を行う。 |
電工実習 |
電線接続、コンセント、照明器具及び配線 器具を使って屋内配線の実習を行います。 また、現場における実務的な関連知識・実 技についても習得します |
第二種電気工事士 |
配電理論、機器、材料、施工方法、法規、 検査、配線図等についてポイント的に説明 する.また,電気工事の現場で必要とされる 工程管理、安全管理等の施工技術を学びます。 |
第一種電気工事士 |
第一種電気工事士国家試験の学科に出題さ れる内容で配電理論、機器、材料、施工方 法、法規、検査、配線図等についてポイン ト的に説明すると同時に現場における実務 的な関連知識・実技についても習得します。 |
電気工学科2年次
科 目 | 概 要 |
---|---|
電気機械技術 |
直流機、三相誘導電動機及び変圧器の特性 や原理を学習します。 |
電気機器設計製図 |
変圧器、電動機、制御用機器等の構造を学 び、製図を行ないます。 |
電気法規 |
電気工事士・電気主任技術者に必要な電気 法規を学習します。 |
情報工学 |
応用プログラムによる実習及びホームペー ジ作成の基本について学習します。 |
CADシステム |
CAD システムを使用して、図面設計の基礎 や応用を学習します。 |
ロボット工学 |
ロボットの運動機能や位置制御を学習しま す。また、ロボット制御、数値制御のソフ トまで幅広く実験実習します。 |
電気応用実験 |
高圧電気機器の動作試験や絶縁耐圧試験を 行い理論上と実際のデータとの検討を行い ます。 |
デジタル回路 |
デジタル IC を使って回路を組み、IC の特 性を学習します。 |
オペアンプ工学 |
オペアンプを使って回路を組み、オペアン プの特性を学習します。 |
中森 健裕 先生
第三種電気主任技術者 第一級電気工事施工管理技士
目的と強い意志をもって
夜間の授業をしていると、自分に意志で自分
のために勉強しているんだという学生さんの
気持ちが伝わり、こちらも授業に思わず力が
入ります。第一種電気工事士の受験対策にも
万全の態勢をとっていますが、学生の皆様の
頑張りによって高い合格率を残しています。
これから入学される皆様にも学校へ来た甲斐
があると思える成果を得ていただきたいと思
っています。
熊谷 雅文 先生
第三種電気主任技術者 第一種電気工事士
新たな一歩を踏み出そう
夜間部は電気工事士や電気主任技術者の資格
を取得したいという意志が強く、熱心な学生
が多くいます。授業の雰囲気も良く、勉強し
やすい環境になっています。さあ、資格を目
指した一歩を踏み出しましょう。
末続 智 先生
第一種電気工事士 第二種電気工事士
時間を有効に、効果を最大に
電気工事士や電気主任技術者の需要が高まっ
ている中、仕事をしながら資格取得ができる
夜間部は社会人の方々にとって学びやすい環
境になっています。限られた時間を有効に使
って効率よく資格取得を目指しましょう。そ
のお手伝いをさせていただきます。
電気主任技術者とは
電気保安の確保の観点から、事業用電気工作物(電気事業用及び自家用電気工作物)の設置者(所有者)には、電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるために、電気主任技術者を選任しなくてはならないことが、電気事業法により義務付けられております。 電気主任技術者の資格には、免状の種類により第一種、第二種及び第三種電気主任技術者の3種類があり、電気工作物の電圧によって必要な資格が定められています。
第三種電気主任技術者が従事できる業務
電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力 5千キロワット以上の発電所を除く。)の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができます。
試験日
9月上旬頃
第三種電気主任技術者試験科目
4科目(理論、電力、機械、法規)
◎ 理論 電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
◎ 電力 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
◎ 機械 電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
◎ 法規 電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理
電気工事士とは
電気工事の欠陥による災害の発生を防止するために、電気工事士法によって一定範囲の電気工作物について電気工事の作業に従事する者の資格が定められております。 電気工事士の資格には、免状の種類により第一種電気工事士と第二種電気工事士があり第一種電気工事士にあっては一般用電気工作物及び自家用電気工作物(最大電力500キロワット未満の需要設備に限る)の、第二種電気工事士にあっては一般用電気工作物の作業に従事することができます。 ただし、自家用電気工作物で最大電力500キロワット未満の需要設備における600ボルト以下で使用する設備の電気工事(簡易電気工事)は、第一種電気工事士の資格がなくても、認定電気工事従事者認定証の交付を受ければ従事することができます。 また、自家用電気工作物で最大電力500キロワット未満の需要設備におけるネオン用の設備及び非常用予備発電装置の電気工事(特殊電気工事)は、特種電気工事資格者認定証の交付を受けているものでなければ、第一種電気工事士の資格があっても従事できません。
第二種電気工事士免状の取得者が従事できる業務
A 一般用電気工作物の電気工事の作業に従事することができます。
B 免状取得後3年以上の実務経験を積むか又は所定の講習を受けることにより産業保安監督部長等から認定電気工事従事者認定証の交付を受ければ、簡易電気工事の作業に従事することができます。
C 自家用電気工作物で最大電力100キロワット未満の需要設備を有する事業場(工場、ビル等)を設置する事業者が主任技術者を選任する際に、産業保安監督部長等の許可を受ければ、電気主任技術者の免状がなくても主任技術者となることができます。(一般にこれを許可主任技術者と称しております。)
試験日
第二種電気工事士
上期…筆記試験6月、技能試験7月
下期…筆記試験10月、技能試験12月
第一種電気工事士
筆記試験10月、技能試験12月
第二種電気工事士試験科目
学科試験
◎ 電気に関する基礎理論
◎ 配電理論及び配線設計
◎ 電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
◎ 電気工事の施工方法
◎ 一般用電気工作物の検査方法
◎ 配線図
◎ 一般用電気工作物の保安に関する法令
技能試験(次に掲げる事項の全部または一部について行われる。)
◎ 電線の接続
◎ 配線工事
◎ 電気機器及び配線器具の設置
◎ 電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
◎ コード及びキャブタイヤケーブルの取付け◎ 接地工事
◎ 電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
◎ 一般用電気工作物の検査
◎ 一般用電気工作物の故障箇所の修理
第一種電気工事士試験科目
学科試験
◎ 電気に関する基礎理論
◎ 配電理論及び配線設計
◎ 電気応用
◎ 電気機器、蓄電池、配線器具、電気工事用の材料および工具並びに受電設備
◎ 電気工事の施工方法
◎ 自家用電気工作物の検査方法
◎ 配線図
◎ 発電施設、送電施設および変電施設の基礎的な構造及び特性
◎ 一般用電気工作物および自家用電気工作物の保安に関する法令
技能試験(次に掲げる事項の全部または一部について行われる。)
◎ 電線の接続
◎ 配線工事
◎ 電気機器及び配線器具の設置
◎ 電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
◎ コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
◎ 接地工事
◎ 電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
◎ 自家用電気工作物の検査
◎ 自家用電気工作物の故障箇所の修理
電気施工管理技士とは
:建設管理センター 近年の電気設備の高度化、大型化等の傾向の下で、電気工事の適正な施工の確保を目的に、建設業法施行令が改正され、昭和63年度より「電気工事施工管理技術検定」制度が発足しこの検定合格者に付与される大臣資格です。
2級電気工事施工管理技士の資格を取得している場合には、一般建設業の営業所で専任技術者の職につく事ができます。
試験科目
電気工学等
施工管理法
法規
実地試験
教育訓練給付制度と専門実践教育対象講座
厚生労働省より雇用保険法第60条に規定する教育訓練給付金の実践専門教育訓練として本校の教育訓練講座が指定されました。指定された教育訓練講座の種類をご覧になるには「指定された教育訓練講座」ボタンをクリックしてください。
給付を受けることができる方は
◎ 初回受給の場合、講座の受講開始日までに通算2年以上の雇用保険の被保険者期間を有している方
◎ 平成26年度10月1日前に教育訓練給付金を受給した場合、
前回の受講開始日から次の専門実践教育訓練の受講開始日前までに10年以上雇用保険被保険者期間を有している方
給付の額
受講者が支払った教育訓練経費のうち、40%を支給(年間上限32万円)。
さらに、受講終了日から1年以内に資格取得等し、被保険者として雇用された
又は雇用されている等の場合には20%を追加支給
(合計60%、年間上限48万円)。給付期間は原則2年。
申請方法
受講開始日の一か月前までに、ハローワークに申請し、訓練前キャリアコンサルティングを受け、ジョブカードを交付してもらわなければなりません。受給資格確認票の提出も必要です。
表で電気工事士科は日本で唯一本校のみ、また、自動車整備科、電気デジタル情報科Bコース、電子情報工学科Bコースは大阪で唯一本校が認定を頂いております。
危険物取扱者とは
一定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。甲種危険物取扱者は全類の危険物、乙種危険物取扱者は指定の類の危険物について、取り扱いと定期点検、保安の監督ができます。又甲種もしくは乙種危険物取扱者が立ち会えば危険物取扱者免状を有していない一般の者も、取り扱いと定期点検を行うことができます。 丙種危険物取扱者は、特定の危険物(ガソリン、灯油、軽油、重油など)に限り、取り扱いと定期点検ができます。化学工場やガソリンスタンドなどで、危険物の取り扱い作業に従事している危険物取扱者は、危険物の取り扱い作業の保安に関する新しい知識、技能の習得のため、定められた期間内ごとに、都道府県知事が行う講習を受けなければなりません。
受験資格
1 甲種:一定の資格が必要です。
2 乙種:誰でも受験できます。
3 丙種:誰でも受験できます。
試験日
大阪 4月下旬 6月下旬
試験科目
学科試験
◎ 危険物に関する法令
◎ 物理学及び化学
◎ 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
消防設備士とは
劇場、デパート、ホテルなどの建物は、その用途、規模、収容人員に応じて屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火災報知設備などの消防用設備等又は特殊消防用設備等の設置が法律により義務づけられており、それらの工事、整備等を行うには、消防設備士の資格が必要です。 甲種消防設備士は、特殊と1類から5類まであり、消防用設備等又は特殊消防用設備等(特類の資格者のみ)の工事、整備、点検ができます。乙種消防設備士は、1類から7類まであり、消防用設備等の整備、点検を行うことができます。
受験資格
1 甲種特類:甲種第1類から第3類までのいずれか一つ、 甲種第4類及び甲種第5類の3種類以上の免状の交付を受けていることが必要です。
2 特類以外の甲種:実務経験もしくは甲種消防設備士・技術士(○○部門)・電気工事士・電気主任技術者・修(博)士・専門学校検定合格者・管工事施工管理技士・教員免許状・無線従事者・建築士・配管技能士・ガス主任技術者・給水技術者・旧制度の消防設備士の資格を有する場合です。
3 乙種:誰でも受験できます。
試験日
大阪 3月上旬 7月下旬
試験科目
甲種
筆記試験
◆工事設備対象設備等の構造・機能・工事・設備(特類のみ)
◆火災及び防火(特類のみ)
◆消防関係法令
◆基礎的知識
◆消防用設備等の構造・機能・工事・整備
実技試験
乙種
筆記試験
◆消防関係法令
◆基礎的知識
◆構造・機能・整備
実技試験
低圧電気取扱者とは
低圧電気取扱者とは、「低圧の充電電路の敷設等の業務に係る特別教育」を修了した者です。労働安全衛生法 第五十九条第三項、労働安全衛生規則 第三十六条第四項により、事業者は次の業務に労働者をつかせるときは、当該業務に関する特別の教育を行なわなければなりません。すなわち、低圧の充電電路(対地電圧が五十ボルト以下であるもの及び電信用のもの、電話用のもの等で感電による危害を生ずるおそれのないものを除く。)の敷設若しくは修理の業務又は配電盤室、変電室等区画された場所に設置する低圧の電路(対地電圧が五十ボルト以下であるもの及び電信用のもの、電話用のもの等で感電による危害の生ずるおそれのないものを除く。)のうち充電部分が露出している開閉器の操作の業務 なお、電気工事士の資格は経済産業省関係所管の資格であり、労働安全衛生法関係法令上は第一種電気工事士免状又は第二種電気工事士免状を取得しても、労働災害防止に関する事項が労働安全衛生法を満たしていないため、特別教育を受講したとみなす上位の資格とはなりません。
特別教育は次のようなものです。
特別教育は各事業所(企業等)又は都道府県労働局長登録教習機関において行われます。
低圧の充電電路の敷設等の業務に係る特別教育学科教育 7時間以上 実技教育 7時間以上(開閉器の操作の業務のみを行なう者については1時間以上)。
講習日及び場所
登録教習機関で異なるので、以下リンクでお確かめください。
講習科目
◎ (学科)低圧の電気に関する基礎知識
◎ (学科)低圧の電気設備に関する基礎知識
◎ (学科)低圧用の安全作業用具に関する基礎知識
◎ (学科)低圧の活線作業及び活線近接作業の方法
◎ (学科)関係法令
◎ (実技)低圧充電電路の停電・復電の確認作業
◎ (実技)充電部が露出している開閉器の操作方法
リンク 関西電気保安協会 研修部