特徴
サウンド・ビジュアルAコースは、サウンドデバイスやビデオデバイス の操作、運用、メンテナンスを行うエンジニアの育成を第1の目的としています。また、中継にワイヤレスカメラなどの運用に必要な特殊無線技士の免許を取得 するためのカリキュラムも開講されています。 本コースは「職業実践専門課程」の対象コースとなっています。
1学年では
電子及び電気の基礎科目を中心に学びます。また、「工事担任者第1級デジタル通信」の 国家資格の長期養成課程の授業が組み込まれ、1年次の前期において、授業修了時に国家資格が付与されます。
2学年では
専門となる音響・映像工学系科目を中心に学びます。また、「特殊無線技士」の 国家資格の長期養成課程の授業が組み込まれ、2年次の前期において、授業修了時に「第1級陸上特殊無線技士」「第3級海上特殊無線技士」国家資格が付与されます。 更に、「第2級陸上無線技術士」の科目免除も与えられます。
カリキュラム
このコースの目標資格
国家試験免除で取得
(総務大臣認定)
第1級陸上特殊無線技士
第3級海上特殊無線技士
第1級デジタル通信
国家試験の科目免除
(総務大臣認定)
第2級陸上無線技術士
「無線工学の基礎」
工事担任者全種
「電気通信の基礎」
総合無線通信士
(第1級~第3級)
「無線工学の基礎」
受験資格取得
2級電気工事施工管理技士
電子機器組み立て技能士
(厚生労働大臣指定)
舞台機構調整技能士
(厚生労働大臣指定)
実務経験年数の短縮
職業訓練指導員(電子)
(厚生労働大臣指定)
とっておきたい資格
音響映像処理技術士
進路
音響・映像機器等の電子職人を目指す
サウンドエンジニア
スタジオや舞台などでサウンドデバイスを操るエキスパート
録音スタジオやCM製作会社等でサウンドエンジニアとして活躍します
ビデオエンジニア
放送局やスタジオなどでカメラや映像機器を扱うスペシャリスト
放送局、映像編集、カメラマン等、ビデオエンジニアとして活躍します。
設計・修理エンジニア
主に音響・映像機器のメーカーで機器の設計や修理に携わるエンジニア
さまざまなメーカーでエンジニアとして活躍します
主な就職先実績例
(株)アセント
(株)映像企画
(株)エクセレントオンキョー
(株)MSJジャパン
(株)OAV
(株)サウンズ・ユー
(株)ハートス
(株)コールツプロダクション
(株)コムエンス
(株)東洋テクニコ
(株)プラスミック
(株)タカコム
(株)ヒビノ
(株)プランニングインターナショナル
(株)エンタプライズシバタ
(株)エース音響
Voice&Gallary
電気および電子に関する基礎科目
専門的な知識を習得するうえで必要となる電気や電子に関する専門基礎科目と数学や英語等の一般基礎科目を学びます。
科 目 | 概 要 |
---|---|
英語 |
英語のマニュアル等を読むことが できるようになることを目的としています。 |
数学 |
電気電子分野において必要とされる 三角関数・複素数・指数関数 対数関数など高校の復習から始め、 専門分野が理解できるように学びます。 |
物理 |
半導体の理論及び部品の原理、 電子管の基礎的事項及び応用について学びます。 無線技術士の「無線工学の基礎」に対応できる知識を習得します。 |
電気磁気学 |
静電気・磁気の様々な基礎理論を学び、 無線技術士の「無線工学B」に対応できる知識を習得します。 |
電気磁気測定 |
電気系及び電子系の基本的な測定方法を学び、 無線技術士の「無線工学A」・「無線工学B」の 高周波測定に対応できる知識を習得します。 |
電子工学Ⅰ |
ダイオード、トランジスタを用いた 電子回路の基礎を学び無線技術士の 「無線工学A」に対応できる知識を習得します。 |
電気回路 |
直流回路、交流回路など電気全般の 基礎となる電気回路を学びます。 |
デジタル回路 |
ブール代数の論理式やデジタル回路の記号 と回路の基礎を学び、回路の実習を通して 理解を深めます。 |
情報工学Ⅰ |
コンピュータのハードウェアと ソフトウェアについての概論を学びます。 |
プログラミング |
アルゴリズムとプログラミングの基礎について、 実習を通して理解を深めます。 |
マルティメディア概論 |
情報、通信、放送、家電の分野に おける機器の原理やシステムの概論について学びます。 |
有線電気通信工学 |
電送理論、電話機理論、通信網、交換方式、 変調方式、中継方式、各種搬送電話方式など、 工事担任者養成授業に対応した授業を行います。 |
データ通信工学 |
デジタル通信回線の方式やデータ処理など 工事担任者養成授業に対応した授業を行います。 |
電気電子基礎実験 |
電気や電子の理論や測定方法を実際に実験を通して理解を深めます。 |
無線工学に関する専門科目
第2級陸上無線技術士の「無線工学A」・「無線工学B」「電波法規」に関する専門的な内容
及び第1級陸上特殊無線技士・第3級海上特殊無線技士の専門的な内容を学びます。
科 目 | 概 要 |
---|---|
無線機器Ⅰ |
変調理論や多重分割方式、衛星通信、中継方式、 デジタル多重回線等について、第1級陸上特殊無線技士 第3級海上特殊無線技士、第2級陸上無線技術士の 「無線工学A」に対応できる知識を習得します。 |
無線機器Ⅱ |
電波航法やレーダー、衛星航法、電源回路について 第1級陸上特殊無線技士・第3級海上特殊無線技士、 第2級陸上無線技術士の「無線工学A」に対応できる 知識を習得します。 |
無線機器Ⅳ |
AM・FMを中心に、送受信機の構成と 電気的特性、デジタル送受信機について、 第1級陸上特殊無線技士・第3級海上特殊無線技士、 第2級陸上無線技術士の「無線工学A」に対応できる 知識を習得します。 |
電波工学Ⅰ |
アンテナの基礎知識及び電波伝搬の基礎、 給電線等について、第1級陸上特殊無線技士・ 第3級海上特殊無線技士、第2級陸上無線技術士の 「無線工学B」に対応できる知識を習得します。 |
無線測定Ⅰ |
高周波測定の基礎及び受信機の電気的特性 について測定機器の原理と測定法を学びます。 |
電波法規 |
第1級陸上特殊無線技士・第3級海上特殊無線技士、 第2級陸上無線技術士の範囲に関する電波法規を学びます。 |
音響・映像に関する専門科目
音響工学、映像工学、照明工学等、機器に関する原理や取扱いに
関する専門的な科目と、演出やシナリオなど工学以外の科目が用意されています。
科 目 | 概 要 |
---|---|
音声/録音技術論 |
音響設備の性能、音響機器の特性、スタジオ、 ホール、PAシステムの運用に必要な知識、 ミキシング、ミックスダウン、トラックダウン等 の録音技術について学びます。 |
映像/録画技術論 |
映像設備の性能、画面構成、視覚的効果、 、番組編成等の番組制作に必要な知識、 カメラワーク、スイッチング技法、編集技法、 特殊効果について学びます。 |
照明工学 |
テレビ舞台における照明の知識、映像音響 における照明の効果等ライティングエンジ ニアとしての基礎知識を学びます。 |
デジタルオーディオ工学 |
最新のデジタルオーディオ機器の技術について学びます。 |
デジタルビデオ工学 |
最新のデジタル映像機器の技術について学びます。 |
シナリオ基礎 |
シナリオの役割、特性、重要性を理解し、 シナリオの見方、使い方を学びます。 |
アナウンス基礎 |
日本語、標準語、発声、音声表現方法など アナウンスの基礎を学び、音響映像制作に おける発声の重要性を習得します。 |
スタジオ施工技術 |
スタジオの構成、役割などを学びます。 |
写真技術論 |
写真技術やデジタル技術について学びます。 |
広告論 |
広告の必要性・経済学、注目できる広告など 幅広く学びます。 |
音楽通論 |
音楽の基礎理論とMIDIなどデジタル サウンドについて学びます。 |
演出技法 |
テレビ番組制作の手順、用語、演出方法に 関する知識を身につけます。 |
デザイン総論 |
デザインの技法・考え方などデザイン全般 について学びます。 |
特殊無線技士養成授業
国家資格である第1級陸上無線技士と第3級海上無線技士の総務省認定の長期養成授業です。 この授業は、無線に関する専門科目の中の授業として組み込まれています。前期終了後、2つの国家資格の免許が付与されます。
特殊無線技士とは
電波利用技術の進展に伴い、各種の小規模な無線局が経済社会活動の中の様々な場面で利用されるようになってきたことから、それらの無線局に配置を要する無線従事者の資格取得を容易にするため、その利用する無線局の種類、無線設備の周波数、空中線電力等の操作をすることができる範囲を限定し、あるいは技術操作をすることができる範囲を外部の転換装置に限定する等により、設けられて資格です。なお、陸上特殊無線技士の資格は、陸上の無線局の操作を行うためのものですが、放送局や海岸局、海岸地球局、航空局、航空地球局、無線航行局等の操作を行うことはできないことになっています。(出典:日本無線協会HP)
第1級陸上特殊無線技士とは、電気通信業務用、公共業務用等の多重無線設備の固定局、基地局等の技術操作で、30MHz以上の電波を利用する空中線電力500W以下のものに限ります。活躍できる場は、放送局(TV中継)、電気通信事業者、無線中継所、防災行政無線などです。
第3級海上特殊無線技士とは、船舶局の無線設備の国内通信のための操作であって、25,010kHz以下の電波を利用する空中線電力5W以下の無線電話、船舶局の5kW以下のレーダーの操作ができます。プレジャーボート(マリンVHF)、沿岸小型漁船などで活用されます。
工事担任者養成授業
国家資格である工事担任者第1級デジタル通信の総務省認定の長期養成授業です。 所定の時間数の授業を受け、修了試験に合格すると、免許が付与されます。
工事担任者とは、電気通信の設備工事・監督を行うための資格で、設備工事の現場に工事担任者がいなければ、工事できません。種別は第1級及び第2級アナログ通信、第1級及び第2級デジタル通信、総合種があります。第1級デジタル通信はデジタルデータ通信に関する通信設備工事・監督を行うために必要な資格です。種別によって取り扱えるデジタル回線の数やデータ伝送の速度に制限がありますが、第1級デジタル通信は、それらの制限がありません。
学ぶ内容
電気通信の基礎
電気・電子の基礎理論、伝送理論について学びます。
電気通信の技術
ネットワークの技術、端末設備の技術、接続工事の技術、情報セキュリティについて学びます。
電気通信の法規
電気通信事業法及びこれに基づく命令、有線電気通信法及びこれに基づく命令、不正アクセス禁止法、電子署名及び認証業務に関する法律及びこれに基づく命令について学びます。
無線技術士とは
無線通信に用いる設備の技術操作を行うための資格であり、特に基幹放送局(ギャップフィラー中継局を除く。)においては必置資格です。
第2級陸上無線技術士は、放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局等すべての無線局の無線設備の技術操作を行うことができますが、次のように無線設備の空中線電力よる制限があります。
① 空中線電力2kW以下の無線設備(テレビジョン放送局を除く)
② 空中線電力500W以下のテレビジョン放送局の無線設備
③ レーダー(①以外のもの)
④ ①及び③以外の無線航行局の960MHz以上の電波を使用するもの
試験科目
無線工学の基礎
電気物理、電気回路、半導体及び電子管、電子回路、電気磁気測定
無線工学A
◎ 無線設備の理論、構造及び機能
◎ 無線設備のための測定機器の理論、構造及び機能
◎ 無線設備及び無線設備のための測定機器の保守及び運用
無線工学B
◎ 空中線系等の理論、構造及び機能
◎ 空中線系等のための測定機器の理論、構造及び機能
◎ 空中線系及び空中線系等のための測定機器の保守及び運用
電波法規
電波法及びこれに基づく命令の概要
総合通信士とは
無線従事者(総合)の資格は、海上、航空及び陸上の無線局の無線設備の操作を行うことができる総合的なものであり、この資格には、第一級、第二級と第三級の総合無線通信士があります。
第1級総合無線通信士は、全ての無線局の通信操作(目的・範囲を問わない。)、船舶局及び航空機局の技術操作並びに第二級陸上無線技術士の操作の範囲に属する操作を行います
試験には「無線工学の基礎」「無線工学A」「無線工学B」の技術系科目と「英語」「地理」「電波法規(国内法及び国際法)」があります。また、技能試験として「電気通信術」があります。本校は基本的に無線通信士の養成は行っておりません。但し、第2級陸上無線技術士と同様に本コースを修了すれば「無線工学の基礎」は免除となります。
試験科目
無線工学の基礎
電気物理、電気回路、半導体及び電子管、電子回路、電気磁気測定
無線工学A
◎ 無線設備の理論、構造及び機能
◎ 無線設備のための測定機器の理論、構造及び機能
◎ 無線設備及び無線設備のための測定機器の保守及び運用
無線工学B
◎ 空中線系等の理論、構造及び機能
◎ 空中線系等のための測定機器の理論、構造及び機能
◎ 空中線系及び空中線系等のための測定機器の保守及び運用
電波法規
◎ 電波法及びこれに基づく命令(船舶安全法、航空法及び電気通信事業法並びにこれらに基づく命令の関係規定を含む。)
◎ 国際電気通信連合憲章、国際電気通信連合条約、国際電気通信連合憲章に規定する国際無線通信規則、国際電気通信連合憲章に規定する国際電気通信規則並びに海上における人命の安全のための国際条約(附属書の規定を含む。)、船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約(附属書の規定を含む。)及び国際民間航空条約(電波に関する規定に限る。)
英語
◎ 文書を十分に理解するために必要な英文和訳
◎ 文書により十分に意思を表明するために必要な和文英訳
◎ 口頭により十分に意思を表明するに足りる英会話
地理
◎ 主要な航路、航空路及び電気通信路を主とする世界地理
電気通信術
◎ モールス電信 1分間75字の速度の和文、1分間80字の速度の欧文暗語及び1分間100字の速度の欧文普通語によるそれぞれ約5分間の手送り送信及び音響受信
◎ 直接印刷電信 1分間50字の速度の欧文普通語による約5分間の手送り送信
◎ 電話 1分間50字の速度の欧文(無線局運用規則別表第5号の欧文通話表による。)による約2分間の送話及び受話
電気施工管理技士とは
:建設管理センター 近年の電気設備の高度化、大型化等の傾向の下で、電気工事の適正な施工の確保を目的に、建設業法施行令が改正され、昭和63年度より「電気工事施工管理技術検定」制度が発足しこの検定合格者に付与される大臣資格です。
2級電気工事施工管理技士の資格を取得している場合には、一般建設業の営業所で専任技術者の職につく事ができます。
試験科目
電気工学等
施工管理法
法規
実地試験
電子機器組み立て技能士とは
技能検定とは、働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、機械加工、建築大工やファイナンシャル・プランニングなど全部で128職種の試験があります。試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。 電子機器組立て技能士(でんしききくみたてぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県職業能力開発協会(問題作成等は中央職業能力開発協会)が実施する、電子機器組立てに関する学科及び実技試験に合格した者をいいます。 電子機器組立て及びこれに伴う修理に必要な技能を見極める検定試験で、有線通信機器、無線通信機器、工業計測器、卓上電子計算機、テレビなど、電子回路を内蔵しているあらゆる機器について共通する、基本電子回路の技能が問われる。 おもにプリント配線にトランジスタ、ダイオード、ICなどを取り付け、端子間に配線、束線を施し、ハンダ付けをする作業を対象にしています。
本校では電子機器組み立て技能士の 2級の受験資格を取得できます。
試験科目
学科試験
電子機器
◎ 電子機器用部品の種類、性質及び用途
◎ 電子機器の種類及び用途
電子及び電気
◎ 電子とその作用
◎ 電気及び磁気の作用
◎ 電子回路
◎ 電気回路
組立て法
◎ 電子機器の組ての方法
◎ 電子機器の組てに使用する自動機及び器工具の種類及び使用方法
◎ 手仕上げ
◎ 電子機器の計測
◎ 工作測定の方法
◎ 品質管理
材料
半導体材料、導電材料、抵抗材料、磁気材料及び絶縁材料の種類、性質及び用途
製図
日本工業規格に定める図示法、電気用図記号及びシーケン制御用展開接続図
安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識
実技試験
電子機器組立て作業
シャーシ、プリント配線板、IC、トランジスタ等の部品を用い、束線は束線図を参考として束線を作製し、省エネコントローラの組立てを行う。
舞台機構調整技能士とは
技能検定とは、働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、機械加工、建築大工やファイナンシャル・プランニングなど全部で128職種の試験があります。試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。 舞台機構調整技能士は舞台機構の調整に必要な技能を認定する国家資格です。選択作業は音響機構調整作業で、ホール・劇場等の舞台における音響機構の調整操作に必要な技能となります。
本校では舞台機構調整技能士の 2級の受験資格を取得できます。
試験科目
学科試験
舞台一般
◎ 催物の種類
◎ 劇場の種類及び特徴
◎ 舞台の種類及び特徴
◎ 舞台設備の種類、機能及び用途
◎ 舞台用語
音響機構調整法
◎ 音響の基礎知識
◎ 音源の基礎知識
◎ 音響機器の種類、構造、機能及び用途
◎ ミキシング技術及びデザイン
電 気
◎ 電気工学及び電子工学の基礎理論
◎ 電源設備及び電気計器の種 類及び使用方法
関係法規
興行場法関係法令、消防法、関係法令、電波法関係法令、特許法関係法令、意匠法関係法令、著作権法関係法令及び知的財産基本法関係法令のうち、舞台機構調整に関する部分
安全衛生
安全衛生に関する詳細な知識
実技試験
音響機構調整作業
◎ 音響デザインの理解
◎ 音の弁別及び音響の判定
◎ 音楽の識別
◎ 音響機器の配置、接続及び操作
◎ 音響機器の点検及び調整編集
職業訓練指導員とは
公共職業訓練及び認定職業訓練において、訓練を担当する者をいいます。その業務は、公共職業能力開発施設等において、職業のための技能や知識を指導したり、働く人々や産業界が求める教育訓練の内容を的確につかみ、キャリア形成に関する相談支援や教育訓練プログラムにまとめあげる事等です。 原則として、普通職業訓練を担当する職業訓練指導員は、担当する訓練科に対応する職種の職業訓練指導員免許を受けた者でなければなりません 職業訓練指導員になるには、職業訓練指導員免許を取得し、職業能力開発施設を運営する機関が実施する採用試験を受験し、採用されることが要件になります。 職業訓練指導員免許は、免許職種に関する専修学校(2年制又は3年制)の卒業者で実務経験3年又は2年を経たものとなります。
映像音響処理技術士とは
テレビ番組・CM・映画などを手がける映像・音響関連業界でお仕事をされる際、最低限知っておかなければならない技術の基礎知識があります。それは、この業界にかかわるすべての職種(プリプロダクション~ポストプロダクション)の方々が共有すべき知識です。この資格試験は、それら知識を正しく理解し、効果的な学習がすすめられるようにと設けられました。この資格を取得するということは、業界でまず必要とされる技術知識を持ち合わせていることの証明となります。受験資格に制限はありません。試験は毎年6月上旬に行われます。主催団体:一般社団法人 日本ポストプロダクション協会
試験科目
技術基礎問題
◎ ポストプロダクションについて
◎ 電気の基礎
◎ 色の基礎
◎ 編集の基礎
◎ デジタルの基礎
◎ デジタルテレビ放送の基礎
◎ 保守、管理の基礎
映像基礎問題
◎ 映像信号の基礎
◎ 編集技術の基礎
◎ デジタル映像信号の規格
◎ 各種VTRフォーマット
◎ デジタルテレビ放送の基礎
◎ 編集機器、周辺機器について
◎ 映像信号の測定、管理について
◎ 撮影技術の基礎
◎ フィルム関連作業の基礎
音響基礎問題
◎ 音の基本原理
◎ 音声回路の基礎
◎ マイクロフォンの特徴と用途
◎ 周辺機器の特徴とその役割
◎ 音声調整卓について
◎ スピーカーについて
◎ 音声監視の特徴とその役割
◎ デジタル音声信号の規格と特徴
◎ MAシステムについて
◎ 録音機器について
◎ 音声ミキシングについて
◎ 音楽の基礎
デジタルメディア・コンピュータ基礎問題
◎ デジタルメディアについて
◎ デジタル圧縮の基礎
◎ ディスクメディアについて
◎ 基礎用語
◎ インターネット技術の基礎
◎ コンピュータの基礎
著作権基礎問題
◎ 著作権について
◎ 私的録画について
◎ 著作権の侵害について
◎ デジタル著作権について
平成27年3月卒業 川嶋 一将 さん
航空管制技術官に内定
どうしても無線系の国家資格を活かした仕事がしたいと思っていました。
第2級陸上無線技術士の資格を取得し、国土交通省の航空管制技術官を受験、合格することができました。
目標と強い意志をもって2年間頑張ったので、夢を実現することができました。
これからこの分野を目指して勉強しようというみなさん、誠実に目標に向かって進めば必ず結果がでます。
頑張ってください。
音響・映像系科目担当 江原 守 先生
放送番組製作に興味のある人に来てほしい
デジタル放送技術やインターネットの高速化
によって様々な制約から解放されて新たな
コンテンツが溢れています。配信技術や
コンテンツ作成技術はかつてないほど
多様化し、この分野に携わる者として
この上ない喜びと魅力を感じています。
この可能性に一緒にトライしてみませんか。